理事長所信

プロフィール

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一般社団法人滝川青年会議所

 

第64代理事長  塚本 順耶

 

 

                                   

理事長所信

【はじめに】

私は2019年にこの滝川青年会議所に入会し、この4年間で多くの仲間と出会い共に活動を行えることは私にとってかけがえのない経験であります。入会以前の私は正直なところ友人も少なく、人見知りで、人前での挨拶などもってのほかであり、私生活においても特に目標なく、自堕落で、世間知らずな人間でした。しかし、いつしか私はこのまちために数多くの積極的な運動を行っている滝川青年会議所の存在を知ることとなり、「こんな生活を続けていてはいけないのではないだろうか…」と薄々感じていた私は少しでも自身の成長に繋げることができればと入会を決心しました。そんな未熟な私にとってこの場所での出会いや出来事はとても新鮮で刺激的な世界であり、様々な活動を行う中で多くの発展と成長の機会に出会い、私の生活は徐々に変化していきました。そして、これまでの活動の中で得た多くの気づきや学びを活かし、昨今の世界情勢の変化にも柔軟な姿勢で対応し、これからも明るい豊かなまちづくりを行うためにも、これまで多くの先輩諸氏が歴史を紡ぎ、築き上げてきた滝川青年会議所と言うこのまちの発展を担う先導者としての責任と自覚を絶やすことなく、会員の気持ちをまとめ上げ、同じ目標に向かって誠心誠意活動して行くことが肝心であります。一つ一つは小さな力かもしれませんが、一致団結することで大きな力、より大きな運動へと繋がることと確信し、輝く明日に向かって全身全霊会員一丸となり、より良いまちづくり運動を展開して参ります。

【笑顔溢れるまちづくり】

昨今の新型コロナウイルスのまん延やロシアによるウクライナへの侵攻、円高による日本経済の悪化など何かと暗いニュースが流れてしまうことで、まちの笑顔が失われつつあるように見受けられます。しかし、私たち青年会議所が運動を行っていく中で得られる最大の喜びは「市民の皆様の笑顔」これに尽きます。このような時代だからこそ、多くの先輩諸氏から受け継いだまちづくりの精神を持って行動を起こし、このまちに笑顔を取り戻していかなくてはなりません。昨年は2019年を最後に中断しておりました、滝川の夏の風物詩であるたきかわ納涼盆踊り花火大会を再開し、急遽となる開催方法の変更にも関わらず、市内外より多くの来場者に訪れていただき、夏の夜を大輪の花火が彩り、会場は熱気と感動、そして、多くの笑顔で溢れておりました。本年も開催へ向けて実行委員会を立ち上げ万全な体制を整えてまいります。また、活気あるまちづくりを市民の皆様を巻き込み、盛り上げていくためにも、このまちで実施されるランターンフェスティバルや菜の花まつりを始めとするイベント事業へ積極的に参画するとともに、滝川青年会議所の活動を市民の皆様にアピールするためにも、ご当地ヒーローであるジンギリバーと力を合わせ、啓発活動や支援活動も行って参ります。いつまでも私たちは皆様の笑顔が見たいと言う純粋な想いのもと活動を続け、これからも全ての人に愛される事業を目指して運動を展開してまいります。

【次代へと繋ぐために】

これまでに多くの先輩諸氏が「愛するたきかわのために」「まちの宝である子どもたちのために」運動を推し進め、歴史を紡いで参りました。その中に、半世紀続く滝川児童と名護児童による交歓事業があります。昨年、3年越しとなる滝川児童名護派遣事業を再開することができ、参加された派遣児童たちは若きたきかわの発信者として立派に成長しておりました。本年もこの歴史ある事業を継続し、次代を担うリーダーシップを持った児童を輩出するべく、より多くの児童達へこの事業へ参加することで育まれる、まちへの郷土愛や児童達同士の友情、人々とのふれあいから生まれる感謝の気持ちを感じていただき、優しい豊かな心を持った青少年への成長の機会となる青少年育成事業を進めて参ります。半世紀続く滝川市と名護市の絆を紡ぐかけがえのない交流は人との繋がりや豊かな心を育む唯一無二の存在であり、二度味わうことのできない素晴らしい経験となる交歓事業を次代へと繋いで参ります。


【さらなる組織向上を目指して】

 滝川青年会議所が明るい豊かなまちづくり目指し、限られた人材の中で活動を進めていくためには個々が当事者意識を持ち、支え合うことが必要不可欠であります。従来の総務としての役割である、総会や理事会を始めとする諸会議を円滑に進めるための会議運営や全ての活動の基となる会費の徴収、予算管理などの厳格な財務管理に加えて、年間を通して両委員会が協働し合い、委員会の垣根を超えた活動を行うことで組織全体を支えて参ります。また、新聞やSNS、ラジオによる情報媒体を活用した広報活動にも積極的に取り組み、ひたむきに活動する私たちの姿を対外へ発信することで、市内外の皆様からのご理解をいただき、賛同していただけることが私たちの活動の原動力となっております。今こそ少数精鋭の青年経済人としての自覚をひとり一人が持ち、一つの目標に向かって突き進むことが組織の向上へ繋がることと確信し、活動を推し進めて参ります。

【想いを込めた会員拡大】

 滝川青年会議所の抱える大きな課題として会員数の減少を取り上げることができます。何よりも運動を行うには人員は欠かせないものであり、一人でも多くの仲間と意見を交換し、幾度の検証を重ね、磨き上げ実践していくことで、やがては将来の大きな運動に繋がると考えます。私にとって青年会議所ほど自己研鑽の場として適した場所は無いと考え、ここで出会う多種多様な仲間達と活動を行う中で生まれる友情は他の何にも変えることのできないものであり、一生の絆という宝物であります。この想いをこのまちに暮らす若人達へ伝播し、会員増強に繋げていくためには、この滝川青年会議所の魅力を会員同士が共有し、いかなる時でも多くの人々に発信して行くことが肝心であります。この歴史ある滝川青年会議所が使命とする明るい豊かなまちの創造を持続可能なものとするためにも、会員全員が拡大意識を常に持ち、同志として共に活動を行う次世代のリーダーとなる人材発掘に精一杯努めて参ります。

【結びに】

 滝川青年会議所はいつの時代も若き先導者として活動を行って参りました。先行きの見えない時代だからこそ私たちが熱き情熱を胸に愛するたきかわという大きな船の船頭に立って舵を取り、明るい豊かなまちへと帆を進めていかなければなりません。滝川青年会議所はこのまちにとって無くてはならない存在であり、この愛するまちのために心ひとつに精進し、輝く明日へ向かって突き進んで参ります。いざ、滝川青年会議所ここに在り!